鳥インフルエンザの急増とその現状
今月に入り鳥インフルエンザの発生が急増していて処分の対象となったニワトリなどの数は5つの県で合わせておよそ500万羽と1月としてはこれまでで最も多かったおととしを上回るペースとなっています。
農林水産省は盛岡市の2つの養鶏場で鳥インフルエンザの発生が新たに確認されたことを受けてきょう会議を開き岩手県に現地対策本部を設置することを決めました。
鳥インフルエンザの発生は年明けから急増していて今月だけで5つの県で26か所、処分の対象となったニワトリなどの数は合わせて496万羽に上っています。
価格への影響と供給不足の懸念
農林水産省の資料などによりますと1月としてはこれまでで最も多かったおととしをすでに上回っていてシーズンを通じても過去最多となった2022年のシーズンに次ぐペースだということです。
また卵の価格への影響について農林水産省食肉鶏卵課は年始に比べると価格が15%ほど上がっている。
関係者の一部からは供給不足の声も出ていて鳥インフルエンザの影響が出始めている可能性があるとしています。