日銀、政策金利の引き上げ決定
日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で政策金利を0.5%程度に引き上げる追加の利上げを決定しました。
経済と物価情勢の改善が続き賃上げに向けた動きも広がっているとして去年7月の会合以来の利上げに踏み切りました。
また、現在は短期の市場金利を0.25%程度で推移するよう促していますが、これを0.5%程度に引き上げ追加の利上げに踏み切ります。
追加の利上げは去年7月の会合以来となり政策金利は2008年10月以来、17年ぶりの高い水準となります。
今後の利上げと経済見通し
今後、経済や物価の見通しが実現すればそれに応じて引き続き政策金利を引き上げ緩和度合いを調節していくという基本的な考えに変わりはないと述べました。
植田総裁は、賃上げによって経済がしっかりしてきていると評価し、物価上昇率が高めで推移する中、個人消費の停滞を避けるため追加の利上げに踏み切ったと説明しました。
今後は利上げのペースやタイミングが注目され、日銀の判断ハードルは高くなると見られています。