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政府・与党が核兵器禁止条約の締約国会議に議員を派遣へ

政府・与党の取り組みと核兵器禁止条約

核兵器のない世界の実現に向けた取り組みを巡り、政府・与党は、ことし3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に、与党の議員を派遣する方向で調整に入りました。

一方、政府のオブザーバー参加は、これまでと同様、見送ることにしています。

核兵器の開発や使用などを禁止する核兵器禁止条約は、これまでに73の国と地域が批准していて、今年3月にアメリカ・ニューヨークの国連本部で、3回目の締約国会議が開かれる予定です。

参加議員選定と野党との協力

被爆地、広島に関係する議員を中心に人選を進める方針です。

野党の意向も聞いて超党派の派遣団とする案も検討しています。

ノーベル平和賞を受賞した日本被団協などが要請していた政府のオブザーバー参加は見送られており、背景にはアメリカの核の傘のもとにある他国が参加したケースの検証結果が影響しているとされています。

政府・与党としては、唯一の戦争被爆国として、現実的な路線で核兵器のない世界に向けた取り組みを進める狙いがあると見られています。

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