スカウトグループの幹部逮捕と店舗摘発
スカウトグループがSNSで募集した女性を全国の性風俗店に紹介し、70億円の報酬を受け取っていたとされる事件で、警視庁は新たにグループの幹部を逮捕するとともに違法な紹介を受けていた石川県加賀市の温泉街にある性風俗店を摘発しました。
逮捕されたのは風俗スカウトグループ、アクセスのリーダー、遠藤和真容疑者と幹部の平良直也容疑者、それに石山大樹容疑者です。
警視庁によりますと、3人は去年8月、24歳の女性を埼玉県内の性風俗店に紹介し雇用させたとして職業安定法違反の疑いが持たれています。
調べに対し遠藤容疑者と平良容疑者は容疑を認め、石山容疑者は黙秘しているということです。
また、警視庁はグループから女性およそ80人の紹介を受けていた石川県加賀市片山津温泉にある性風俗店を摘発し、従業員2人を逮捕しました。
グループの規模と報酬システムの詳細
これまでの調べでアクセスにはおよそ300人のスカウトが所属し、全国のおよそ350店舗から去年までの5年間におよそ70億円を受け取っていたと見られています。
遠藤容疑者をリーダーに3つのチームに分けてスカウトごとに報酬を競わせ、このうち石山容疑者は毎月600万円余りの報酬を受け取っていたということです。
警視庁は特別捜査本部を設置し、引き続きグループの実態解明を進めています。