特攻部隊『伏龍』の訓練内容
今回の特集では、戦時中に極秘に進められた特攻部隊『伏龍』の訓練について取り上げます。
この部隊は、海底から敵船を攻撃するための特殊な訓練を受けていました。
訓練を受けていた鈴木道郎さん(86歳)の証言によると、伏龍は海沿いの陣地に配置され、上陸が始まる直前に海に潜り込む予定でした。
彼は元々パイロット志望で海軍に入隊しましたが、戦況が厳しくなる中で新たな特攻兵器として伏龍が考案されたのです。
鈴木さんの証言と戦後の教訓
鈴木さんは訓練中、多くの仲間が命を落としていく過酷な状況を体験しました。
数々の訓練の中でも装備の安全性に問題があったため、毎日のように死者が出ても訓練は続けられていました。
戦後も公式な記録は残されておらず、若者たちの命は軽んじられていたことが強調されます。
こうした貴重な証言を残した鈴木さんの経験を通して私たちは二度と同じ過ちを繰り返さないよう、教訓を得る必要があります。