ゲーム感覚でスキルを見える化する取り組み
組織で働いていると、自分は上司からどう評価されているかとか、自分のスキルはどれほどのものかなど気になります。
そんな中、業績や評価を見える化してモチベーションを高めようという会社が増えています。
こちらの大手電機メーカーが取り入れたのは、ゲームの要素です。
従業員のスキルや作業の進捗などを見える化する実証実験を行っています。
精密な機器を組み立てるため、技術や経験が求められる作業。
自分の能力がどのぐらいか可視化することで、やりがいにつなげようというんです。
従業員はまずスマホで自分が気に入ったアバターを選択します。
そしてこのアバターには、これまでどれだけ機器を作ってきたかや、どれくらいの時間を要したかなどが、このように数値で表示されるんです。
そうした実績に応じて、このように作業者としてのレベルが示され、ゲーム感覚で次のレベルまであとどのぐらいかも一目で分かるようになっています。
成果に応じた仮想株式の付与
成果に応じて仮想の株式を付与することで、やる気を高めようとする会社もあります。
中古のスマホやタブレットの販売、レンタルなどを行っている会社ですが、従業員は業績や昇進などに応じて仮想の株式を付与される仕組みです。
特に、MVPになると1万ポイントが与えられ、1ポイントは100円に相当し、100万円に相当することもあります。
従業員は自分がどれだけ仮想の株式を保有しているか、いつでも確認することができ、会社は2年後をメドに証券取引所への上場を目指しています。
この目標を達成した場合、仮想の株式は現金で支給されるため、個人だけでなく会社全体のモチベーション向上にもつながっています。