銃撃事件の概要と状況
スウェーデン南部にある大人を対象にした教育施設で4日銃撃事件があり、およそ10人が死亡しました。
男の容疑者も死亡したと見られ、地元の警察は犯行の動機などを捜査しています。
スウェーデンの警察によりますと、4日、南部エーレブルーにある教育施設で銃撃事件があり、およそ10人が死亡し、負傷者もいるということです。
事件があったのは、20歳以上の大人を対象にした教育施設で、数学や理科などの授業のほか、職業訓練や移民を対象にしたスウェーデン語の授業なども行われています。
警察は、犠牲者の身元の確認を進めているとしたうえで、男の容疑者も死亡し、共犯者はいないと見られるとしています。
犯行の動機と影響に関する見解
また犯行の動機は明らかになっていないとする一方、テロではないという見方を示し、殺人などの容疑で捜査していることを明らかにしました。
現場にいた女性は地元メディアに、隣にいた男性が肩を撃たれ、大量に出血していました。
後ろを見ると床の上で3人が血を流していましたと、動揺した様子で話していました。
会見したスウェーデンのクリステション首相は、罪のない多くの人が命を失った。
スウェーデンの歴史上、最悪の銃撃事件だと非難するとともに、事件があった地域を支援していく考えを示しました。