さぬきうどんと小麦の関係
香川県の名産といえば、もちろん、さぬきうどんですが、県内のうどん店の多くが、原料の小麦を価格が安くてこしが強いオーストラリア産など外国に頼っています。
県では30年以上前から、独自の小麦の開発を進めてきましたが、外国産と比べるとこしがないのが課題となっていたんです。
そうした中で、このたび、ようやくさぬきうどんに向いた小麦が誕生しました。
香川県丸亀市のうどん店。
この日、試作に使っていたのは、県オリジナルの小麦の新品種、さぬきの夢2023です。
遺伝子解析技術による新品種の期待
新品種の開発を後押ししたのが、遺伝子型を解析する技術です。
県は小麦の葉からDNAを抽出し、さぬきうどんに向いている個体の選抜に成功しました。
新品種の小麦は、そうめんの生産者からも期待されています。
新しい特産品として、地域活性化につながることが期待されています。