業績悪化に伴う番組制作への影響
広告収入の減少で業績が悪化しているフジテレビに対し、番組の制作会社で作る団体が番組の休止や変更に伴う補償などを求めていることについて、フジテレビの清水賢治社長は制作会社の経営に影響が及ばないよう最大限配慮したいという考えを示しました。
フジテレビの親会社のフジ・メディア・ホールディングスは先月30日、ことし3月期の通期決算についてコマーシャル見合わせの影響で最終的な利益が前の期より73%減って98億円になるという見通しを発表しています。
制作会社が求める補償とその懸念
コマーシャル収入の落ち込みが続けばフジテレビ単体の通期決算が最終赤字となる可能性もあるという見方も出ていて、制作会社など取引先の企業が懸念を強めています。
このうちテレビ番組の制作会社およそ120社が加盟するATP・全日本テレビ番組製作社連盟は先月30日付けでレギュラー番組の通常予算や本数の確保に加えて番組の休止や変更に伴う補償を求めるなどとする要望書を提出しました。