備蓄米制度の背景と概要
今週はカラフルDAYS。
一人一人違う私たちが お互いを知り、誰もが自分らしく生きられるヒントをお届けします。
今回のトピックは備蓄米の放出と米価格の動向についてです。
農水省があさって、備蓄米の販売量や条件を公表する予定です。
備蓄米の制度は、1993年から94年にかけて発生した平成の米騒動がきっかけで作られました。
この騒動で人々は米を求めて並び、輸入米が出回りました。
備蓄米は毎年20万トンほど政府が買い入れて5年間保管され、常に100万トン程度の米を確保しています。
5年を経過したお米は、食用ではなく飼料用として販売されます。
米価格への影響と流通の現状
しかし、米価格が急騰している現状では、備蓄米の放出がどのように価格に影響を与えるかが注目されています。
流通の問題が根本にあり、農水省は米が不足しているわけではないとして、あまり大量の放出は考えにくいとしています。
結果として、価格は大きく下がらないと予想されています。
業者たちはお米を持っていることでメリットを感じる状況が続いており、この流れが変わるのは難しそうです。