アオギリ:被爆の証と記憶
多くの人が訪れる平和公園の一角で人々を迎える被爆樹木があります。
原爆資料館の前にあるアオギリの木。
もともと別の場所で被爆し後にこの場所へ移植されました。
幹の裂け目は被爆の傷によるものです。
アオギリを30年以上見守る堀口さん。
この木の下に立ち続けたある被爆者との思い出があります。
沼田さんはアオギリのことを子供たちに伝え続けました。
しかし今、そのアオギリにも衰えが見え始めています。
特に真ん中の木は大きく斜めに傾き支えなしでは立っていられません。
この日、堀口さんは傾いたアオギリの木を調査することにしました。
エノキ:子供たちによる継承
命を終えたあとも子供たちに大切にされている木があります。
基町小学校のそばにあったエノキの木。
被爆した時の傷が刻まれています。
戦後、人々に忘れられていたエノキに子供たちが水やりや掃除をするようになりました。
エノキを大切にする心は今も受け継がれています。