兵庫県知事選挙中の情報漏洩
兵庫県知事選挙の期間中、非公開とされた百条委員会の音声を外部に提供するなどした日本維新の会の2人の県議会議員について、党の県組織は、除名と離党勧告とする処分を発表しました。
日本維新の会の兵庫県議会議員で、斎藤知事の内部告発文書を調査する百条委員会の委員を務めていた岸口実氏と増山誠氏は、去年の県知事選挙の期間中、政治団体、NHKから国民を守る党の立花孝志党首に、真偽不明の文書や選挙に影響を与えないよう非公開とされた百条委員会の音声などを提供したことを認めました。
処分の詳細とその背景
日本維新の会の県組織、兵庫維新の会は、岸口氏を最も重い除名、増山氏を離党勧告の処分にしたと発表しました。
岸口氏については、当時、百条委員会の副委員長や県議団の団長という立場でありながら、他者へのひぼうが含まれる真偽不明の文書を立花氏に渡したことは重大で、党への信頼を失墜させる行為だったとして除名処分としました。
百条委員会の音声をみずから録音して提供した増山氏については、法令順守意識が全く足りず、大きな問題だとして、離党勧告処分としました。