ドイツ連邦議会選挙の結果とその影響
23日、ドイツで連邦議会の選挙が行われました。
最大野党で中道右派のキリスト教民主・社会同盟が第1党になり、4年ぶりに政権に復帰する見通しです。
注目すべきは、極右とされる右派政党、ドイツのための選択肢が第2党に躍進したことです。
ドイツでは、ナチスへの反省から多様性と寛容さを重視してきたため、この結果には衝撃が広がっています。
第1党のキリスト教民主・社会同盟は、ドイツのための選択肢を警戒しており、政権入りはないと見られています。
これにより、政策に対する影響力は直ちには持たないとされていますが、新政権が移民政策やウクライナ支援に不満を持つ人々の声にどう向き合うかが問われるでしょう。
ウクライナ侵攻と国際的な反応
一方、ウクライナ情勢については、ウクライナ侵攻が始まってから3年が経過し、国連総会と安全保障理事会で状況を巡る決議が採択されました。
アメリカの立場の転換には注目が集まり、バイデン政権の従来のロシア批判から、今回の決議にはロシアに批判的な文言が含まれない方向性が見られました。
これに対し、ヨーロッパ諸国が反発する中、国際的な亀裂が浮き彫りになっています。
さらに、広島で行われた核軍縮研修では、各国の外交官が集まり、核保有国との交渉の複雑さを体験することとなりました。
参加者たちは、将来の核交渉を担う若い世代として、核軍縮の重要性を再認識しています。