震災の記憶を映像に込めて
東日本大震災の津波で児童らが犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校。
この学校で妹を亡くした女性が制作した映画が劇場公開されています。
一度は封印したいとさえ思った作品の公開を経て、次の目標に向かって歩む女性の姿です。
先月から宮城県内の映画館で2本の映画が公開されています。
いずれも東日本大震災をテーマとした「春をかさねて」と「あなたの瞳に話せたら」。
制作したのは石巻市大川地区出身の映画作家、佐藤そのみさんです。
新たな挑戦と未来への歩み
実は当初震災をテーマに映画を撮ることに迷いがあったといいます。
完成したあとも作品を封印しようと考えましたが、依頼を受け全国で自主上映を重ねるうちに気持ちに変化がありました。
そんなそのみさんは去年、新たな短編映画を完成させました。
震災とは別のテーマ新たな挑戦です。
あの日からまもなく14年。