新幹線の運転中に連結部分が外れるトラブル
日本の交通の大動脈、新幹線の安全性を揺るがす事態です。
きょう、東北新幹線が、去年9月に続き、走行中に車両の連結部分が外れて停車しました。
東北新幹線などはおよそ3時間にわたって運転できなくなり、JR東日本は原因が判明し、必要な対策が完了するまでの間、連結での運転をすべて取りやめるとしています。
午前11時半ごろ、上野・大宮間を走行していた東北新幹線下りのはやぶさとこまちの連結部分が外れました。
JR東日本によりますと、突然、自動的にブレーキが作動して停車し、車両を確認したところ、連結部分が外れているのが分かったということです。
乗客642人にけがはありませんでした。
これにより、東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線が一時、運転できなくなりました。
再発防止策と調査の進展
再発防止策を取ったあとに起きた、きょうのトラブル。
JR東日本は、こまち側の連結部分に原因がある可能性が高いと見ているとのことです。
なんらかの回路の異常や、端子のトラブルがあった可能性を含めて調査するとしています。
国の運輸安全委員会は、重大な事故につながるおそれがあった重大インシデントとして、調査官3人を指名し、詳しい原因を調べると発表しました。