トルキ王子、パレスチナ国家樹立の重要性を語る
ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦合意の継続が危ぶまれる中、サウジアラビアの情報機関のトップを務めた有力王族がNHKのインタビューに応じ、継続的な和平の実現にはパレスチナ国家の樹立が必要だと強調しました。
サウジアラビアのトルキ王子は、20年以上にわたってサウジアラビアの情報機関のトップやアメリカ駐在の大使も務めた有力王族で、イスラエルとの国交正常化の可能性について、パレスチナ国家の樹立なしにはイスラエルとの関係改善はありえないと述べました。
和平実現に向けたサウジアラビアの立場
トルキ王子は、アメリカのトランプ大統領がガザ地区の所有や住民を移住させると主張していることについても強く批判し、和平実現のためにはパレスチナ国家の設立が不可欠であるというサウジアラビア政府の従来の立場を明確にしました。