元競輪選手女性の性被害訴え
兵庫県内に住む元競輪選手の女性もまた性被害を訴えた後、組織内で二次被害を受けた。
2021年10月、先輩だった男性選手からの誘いを断れず、2人で酒を飲んで泥酔状態になり、ホテルで性的関係を強要されたと訴えている。
その後、PTSDと診断された女性は生きがいだったレースにも出られなくなった。
所属する日本競輪選手会に被害を相談したが判断できないと突き返された。
二次被害と社会の責任
一方、男性選手は変わらずレースで走り続けている。
組織内での性犯罪でなぜ二次被害は起きるのか。
専門家は構造的な問題を指摘する。
事件後、何度も傷つけられるAさんを目にしてきたかつての仕事仲間たち。
検察に適正な対応を求めるため署名活動を始めるなど支援に乗り出した。
性被害をなくし、二次被害を防ぐために変えなければならないのは社会をつくる一人一人の理解と認識だ。