避難指示解除と被害の実態
岩手県大船渡市の山林火災は、延焼のおそれがなくなって、避難指示がすべて解除されました。
しかし、100棟を超える住宅が被害を受けていて、生活の再建に向けた一刻も早い支援が求められています。
午前10時に残された地区の避難指示も解除されました。
車が列を作って戻ってきています。
ようやく解除された避難指示。
しかし、街の景色は様変わりしていました。
清水嘉保子さん。
生まれ育った実家が全焼しました。
母親と4人の兄弟と暮らした家で、思い出がたくさん詰まっているといいます。
仮設住宅の建設と地域への影響
今回の火災では、210棟の建物が被害を受けました。
住宅は102棟に上り、このうち76棟が全壊だということです。
大船渡市は、被災した人のための仮設住宅を、三陸町綾里と赤崎町で、合わせて40戸建設するよう、県に要請していることを明らかにしました。
今回の火災は、地域の産業にも影響を及ぼしています。