震災後の地域の変化と商店街の現状
東日本大震災の発生から、きょうで14年。
時がたったことで、さまざまな課題も見えてきています。
深刻な人口減少で失われていく町のにぎわい。
震災前、商店街だった通りにはかつて60店舗があったものの、現在通年で営業を続けているのは2店舗だけです。
石巻市渡波地区では、この14年で人口が約20%減少しており、担い手不足やインフラ維持の危機が深刻な問題となっています。
地域支え合いのための新たな取り組み
地域の存続には、住宅の確保だけではなく、地域を支えるなりわいの再生が欠かせません。
特産のワカメの刈り取りが本格化する時期にもかかわらず、倉庫や加工設備の焼失により出荷の見通しが立たないとの声が多く、住み慣れた地域での暮らしをどのように支えるかが大きな課題です。