逮捕された容疑者と高額工事契約の実態
無許可でリフォーム工事を行ったとして、スーパーサラリーマン清水と名乗る40代の容疑者らが逮捕された事件で、容疑者らは65%が業者側の利益となる、相場よりも大幅に高い金額で工事契約を結んでいたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
関係する複数のリフォーム業者の売り上げは、5年間でおよそ100億円に上るということで、警視庁が資金の流れなどを調べています。
清水容疑者の組織と利益の仕組み
清水容疑者は、スーパーサラリーマン清水と名乗り、SNSに派手な生活ぶりを投稿するとともに、清水会という自身がトップの組織を作り、複数の悪質リフォーム業者を統括していたと見られています。
捜査関係者によりますと、通常は工事代金のうち、20%から30%が業者側の利益になるように価格設定されることが多いとされていますが、容疑者らは65%と、大幅に高い金額で工事契約を結んでいたということです。