カラスの巣が引き起こした停電の概要
東京電力によりますと、昨晩、東京都の世田谷区や三鷹市、さらには調布市および神奈川県川崎市で約7800軒が停電しました。
実際の原因はカラスの巣だったとのことです。
カラスが巣作りのために集めた素材が、電線に接触しショートしたことがこの停電の理由とされています。
カラスの巣による停電は全国的に見られた現象であり、過去にも複数の停電がカラスの巣に関連して発生しています。
厳密には、巣作りに使われた素材が電線に触れて短絡を引き起こし、火花が発生することが原因で停電になることがあります。
暖かくなるこの季節は、カラスの繁殖に伴い巣作りが活発になるため、特に注意が必要です。
停電防止のための対策と呼びかけ
東京電力は、周囲に針金などの金属を放置しないように呼び掛けています。
カラスが集める材料になるためです。
また、カラスの巣を見つけた際には連絡を促しています。
さらに、北陸電力では、カラスの巣を見つけた人に対し、電子ギフトがもらえるキャンペーンも実施しています。
このように、カラスの巣による停電は防げる場合もあるため、周囲の電柱などに注意を払い、巣の材料が整わないよう対策を講じていくことが求められています。