『雲の涯』発見: 名古屋の自宅で未公開シナリオ見つかる
人気小説『ぼくらの七日間戦争』の作者、宗田理氏が戦争体験に基づいたシナリオ『雲の涯』が、名古屋市の自宅で発見されました。
戦争の影響を受けた宗田氏が抱いた思いと作品への反映
宗田氏は、17歳で迎えた終戦の後、子どもたちを戦争に巻き込んだ大人たちが態度を一変させる姿に憤りを感じ、その体験を作品に反映させ続けました。
『雲の涯』の草稿には、加筆跡が多く見られ、リアルな表現にこだわっていたことがうかがえます。
その思いは『ぼくらシリーズ』にも通じており、二度と戦争を起こしてはならないという強い決意が込められています。