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元弁護士が取り調べ時の侮辱的な発言で国を訴え、賠償命令を受ける。

逮捕と取り調べの経緯

逮捕後の取り調べで検事からガキだよねなどと侮辱されたとして元弁護士が国を訴えた裁判で、2審の東京高等裁判所は取り調べの一部を違法と認め、1審と同様に国に110万円の賠償を命じました。

元弁護士の江口大和さんは7年前、横浜市で起きた無免許運転の死亡事故を巡り関係者にうその供述をさせた疑いで逮捕され、その後有罪が確定しました。

東京高裁の判断と賠償命令

2審の東京高等裁判所の松井英隆裁判長は検事の発言について人格を不当に非難するものだとして1審の東京地方裁判所と同様に違法だと認定しました。

一方、取り調べが合わせて56時間に及んだことについては黙秘権の侵害ということはできないと述べ、1審に続き110万円の賠償を命じました。

一方、法務省刑事局は訴訟が継続中のためコメントできないとしています。

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