日産自動車の経営立て直し策
日産自動車は今年度の決算見通しを修正し、最終的な損益が800億円の赤字となる見込みであることを発表しました。
この経営立て直しに向けた具体策として、日産は昨年11月に公表した世界での生産能力を20%削減し、9000人の人員削減を行う計画を進めています。
生産部門ではアメリカやタイでの人員削減を進め、来年度と再来年度合わせて6500人の削減が計画されています。
内田社長は自身の経営責任についても触れ、積極的に取り組んでいく考えを示しています。
ホンハイ精密工業との協議と経営参加の可能性
台湾の大手電子機器メーカーであるホンハイ精密工業の動向にも注目が集まっています。
ホンハイの会長が日産の筆頭株主であるフランスの自動車メーカー、ルノーと協議を行ったことが報じられ、ホンハイが日産の株式を取得し経営に参加する可能性が取り沙汰されています。
これらの動きは日産の経営再建に向けた鍵となるかもしれません。