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中国の全人代で経済成長率の目標が発表され、困難な達成が予測されている。

経済成長率目標の設定と予測

中国の重要政策を決める、全人代・全国人民代表大会が始まりました。

注目されたことしの中国の経済成長率の目標、去年と同じ水準の5%前後とされました。

今年と同じということですが、達成できるんでしょうか。

難しいという見方が広がっています。

中国経済は去年、目標どおりの5%の成長を達成したんですけれども、このうち1.5%分は、トランプ政権発足を前にした、駆け込み輸出によるものといわれています。

トランプ政権は現在、中国からの輸入品の関税を20%上乗せするとしていますよね。

財政・金融政策による経済対策

この1.5%分を依存していた輸出がマイナスになるかもしれないとなると、目標達成に向けてどうしていくんでしょうか。

1つはより積極的な財政政策です。

日本円で26兆6000億円余りに上る超長期特別国債を発行して、消費や投資の拡大を後押しするとしています。

さらに金融政策でも、適度に緩和的な金融政策というのを打ち出しました。

中国政府は従来から国有企業を優先する政策を取ってきたともいわれていますが、民間経済の力をどこまで生かすことができるか、当面の経済運営の焦点となります。

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