事件の概要と容疑者の供述
東京・新宿区の路上で動画配信をしていた女性が殺害された事件で、逮捕された容疑者は、女性とアプリで知り合ったあと、投げ銭の機能で多い月には10万円分ほど送っていたと供述しています。
女性に多額の現金を貸しながら、投げ銭も続けていたということで、警視庁は事件に至る詳しい経緯を調べています。
栃木県小山市の高野健一容疑者は、今月11日、ライブ配信中だった佐藤愛里さんを殺害したとしています。
警視庁によりますと、貸した金を返してもらえず連絡も取れなくなり、傷つけようと思ったと供述しており、支払いを求める民事裁判を起こしていたことも分かっています。
貸付金と投げ銭の詳細
裁判記録などによりますと、容疑者は2022年8月に初めて直接会い、その翌月から2か月ほどの間に、生活費やアパートを借りる費用などとして、現金250万円余りを貸していたことが分かっています。
捜査関係者によりますと、このほかにも投げ銭というアプリの機能を使って、多いときには、月10万円分ほど送っていたと供述しているということです。
スマートフォンのアプリを通してライブ配信をする人たちは、ライバーと呼ばれています。