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日中韓首脳会議の内容と協力関係

日中韓首脳、ソウルで協力の重要性を再確認

>>こちら、 並んで、笑顔で並んで歩く日本、韓国、中国の首脳。

3か国の首脳会議がソウルで開かれました。

>>日韓関係の冷え込みや新型コロナウイルスなどの影響で、およそ4年半ぶりの開催となった首脳会議。

3か国の協力関係が進展していくきっかけとなるんでしょうか。

>>ソウルに集まった日中韓3か国の首脳。

会議の冒頭、相次いで触れたのは、3か国の協力の重要性でした。

>>その一方で、中国の李強首相は、 日韓両国が中国と対立するアメリカと連携を深める動きをけん制し ました。

>>このあと、 共同記者発表に臨んだ3か国の首脳。

採択した共同宣言では、 3か国の首脳会議などを中断することなく定期的に開催する必要性 を確認したとしています。

>>また、 人的交流や、 持続可能な開発・気候変動など、 各分野で互恵協力プロジェクトを進めるとしていて、 このうち経済協力・貿易の分野では、 日中、 日韓の政治的な関係が悪化する中、 交渉が停滞する形となっていたFTA・自由貿易協定について、3 か国間で交渉を加速させるための議論を継続し、自由、公正、 包括的で質の高い互恵的なFTAの実現を目指すとしています。

一方、朝鮮半島の非核化や拉致問題については、 3か国それぞれの立場を強調し、 朝鮮半島問題の政治的解決に向けて、 引き続き積極的に努力することで合意したとしています。

岸田総理大臣は、

日韓関係改善と中国との懸案解決への取り組み

>>そして、 もう一つ、小口さん、日韓関係は改善が進む一方で、中国との関係、まだ懸案が多いようにも見えるんですけれども、この3か国の協力 関係、本当に進展していくんでしょうか。

>>そうですね、その点が難しいところだと思います。

今回の日中首脳会談でも、この福島第一原発の処理水放出ですとか、 この中国による日本産水産物の輸入停止措置の撤廃といった、この 懸案を巡って、溝の深さというのが、改めて浮き彫りになった形な んです。

政権幹部の一人は、いずれも一筋 縄ではいかず、1つずつ着実に解決をして、 悪化しないようにするのが重要だと話しています。

対話を通じて、緊張や対立を避けながらも、 協力のすそ野をいかに広げていくという、 こういう難しいかじ取りが求められることになりそうです。

>>日中韓首脳会議についてお伝えしました。

>>北朝鮮は、きょう未明、人工衛星を打ち上げると通報しました。

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