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元戦闘員の社会復帰支援活動の背景と取り組み

長引く内戦と大飢きんの背景

ソマリアで起きた大飢きんの中、永井さんは飢きんの背景に長引く内戦による国土の荒廃があることに気付き、2017年に自らNGOを設立しました。

このNGOは、イスラム過激派組織にいた元戦闘員の社会復帰を支援する活動を行っており、現在ではソマリアやイエメンなどで約2700人の復帰をサポートしています。

元戦闘員たちの多くは、生活のためにやむなく戦っていたことが明らかにされています。

カカオビジネスによる経済的自立への道

永井さんは、元戦闘員がゲリラ組織に戻らないようにするためには経済的自立が重要だと考え、その一環としてカカオを使ったビジネスを提案しました。

地域のチョコレート工場を訪ね、元戦闘員たちが栽培するカカオを使って独自の商品を作る計画を進めています。

工場長もこの趣旨に賛同し、現地スタッフを雇って本格的な社会復帰支援を開始することが約束されています。

永井さんは自分の活動を国際的な規範とすることを目指しており、今年9月の国連未来サミットでその内容を発表する予定です。

このように草の根の活動が世界的に具体的な形となり広がる姿勢は注目されています。

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