しまなみ海道の現状と課題
愛媛と広島を結ぶ通称、しまなみ海道。
世界有数のサイクリングロードとして、高い知名度がありますが、走って通り過ぎてしまうだけの人が多いことが課題なんです。
これをデジタルの力で解決しようという試みです。
開通から25年を迎えたしまなみ海道。
国内外から年間延べ30万人以上のサイクリストが訪れます。
国内外の人をターゲットにしています。
そして利用者には、年齢や居住地のほか、同意を得たうえで位置情報も提供してもらい、このように走行過程のデータを蓄積します。
地元観光資源への誘導と経済効果
サイクリストたちが楽しんでいたのは、地元の人は気に留めないような、急な潮流の様子だったんです。
しかし、写真を撮ると、すぐに走り去ってしまいました。
実はこの地域、かつて村上海賊と呼ばれる一族が治めていた歴史があり、対岸の島には城跡も残っています。
近くにはミュージアムもありますが、あまり知られていない様子でした。
こうした人たちを、地元の観光資源に誘導し、店にサイクリストの情報を提供することで、販売に役立ててもらい、経済効果につなげたい考えです。