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ミャンマーのカレン族武装勢力がタイ国境の町ミャワディを制圧し軍が空爆で反撃

ミャンマーの国境町、武装勢力が制圧

ミャンマーの少数民族の武装勢力が今月、タイとの国境にある貿易拠点の町を制圧したのに対し、軍は国境に架かる橋の周辺を空爆するなど反撃に出ていて、少なくとも15人の市民が死亡したほか、タイ側の病院にも多数のけが人が運び込まれています。

ミャンマー南東部ではクーデータ後、実権を握る軍と、民主派勢力と連携する少数民族のカレン族の武装勢力が激しい戦闘を続けています。

激化する国境での戦闘とタイへの避難者増

これに対し、ミャンマー軍も国境に架かる橋の周辺を戦闘機やヘリコプターで空爆するなど反撃していて、地元メディアによりますと、20日の攻撃では5人が、きのう未明の攻撃では少なくとも10人の市民が死亡したということです。

またタイ側の国境のメーソートの保健当局によりますと、きのうまでにけがなどで100人以上のミャンマー人が国境を越えて治療を求めてきて、このうち50人以上が入院しているということです。

タイ政府によりますと、ミャワディが制圧されて以降、タイ側に逃れてくる人が急増し、おととい時点で1600人余りに上っているということで、タイ当局は国境周辺での戦闘の激化に警戒を強めています。

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