ウクライナ政府が訴えるロシア側に連れ去られた子どもの帰還
お伝えしていますように、今回の平和サミットで議題の1つに挙げられているのがこちら、連れ去られた子どもの帰還です。
ウクライナ政府によりますと、ロシア側に連れ去られたとされる子どもの数ですが、特定できただけでもおよそ2万人に上ります。
救出に取り組むNGOは、ロシア側が情報を隠すようになり、子どもを見つけだすのが困難になっていると訴えています。
ロシア側の情報隠蔽と帰還児童の心のケアの重要性
>>これまでは、ロシア側で公開される里親の募集や、養子を扱った記事などから、子どもの居場所を特定し、帰国につなげてきました。
しかし、ロシア側が子どもの情報を隠すようになり、特定するのがより難しくなっていると訴えます。
子どもの中には、心の傷に苦しむケースも。
ボフダン・イエルモヒンさん。
おととし連れ去られ、去年11月、帰国しました。
ロシアに滞在中、ウクライナはネオナチだなどと聞かされ続け、洗脳されるような言動に苦しめられたということです。
救出に当たるNGOも、帰還した子どもたちのケアに力を入れています。