アメリカ国債運用失敗による損失拡大
農林中央金庫(農中)は、アメリカ国債などの運用失敗による損失が発生する見込みで、2024年3月期の最終赤字が1兆5000億円規模に拡大する可能性があることを明らかにしました。
外国債券の大規模売却と過去の資本増強
農中は今年度中に10兆円規模の外国債券を売却する方針で、これに伴い来年3月期の赤字が拡大する見通しです。
先月、約1兆2000億円規模の資本増強を検討していると発表していましたが、2009年3月期にもリーマン・ショックの影響で5721億円の最終赤字に陥り、1兆9000億円の資本増強を余儀なくされました。