被災地の現状と建物解体の進捗
震度7を観測した元日の能登半島地震からきょうで半年が経ちました。
被災地は復興へ向けて歩みを進めているものの、建物の解体の遅れや住民のコミュニティー再生など多くの課題が残ったままです。
石川県輪島市では、公費による解体撤去作業が進行中ですが、解体が進んだのはわずか166棟であり、能登復興への足かせとなっています。
能登町の酒蔵では先月24日、店舗1階部分が突然崩れ落ちました。
国の復興支援と今後の取り組み
また、元日の地震で264棟が焼失した輪島市の朝市通りでも、雨や湿度が高い中、国が省庁横断的に復興への取り組みを加速させるための150人規模の能登創造的復興タスクフォースが発足しました。
岸田総理が職員を激励し、今後の復興支援を強化すると強調しました。
輪島市では震災遺構として保存される南三陸町の防災対策庁舎も含め、奪われた日常を取り戻すための取り組みが進められています。