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西日本豪雨と感染症リスク

劇症型溶血性レンサ球菌感染症の恐怖:素手での作業が招いた悲劇

西日本豪雨から6年が経過しましたが、当時被災地ではがれきや土砂の片づけ作業に追われる中、感染症や呼吸器系の病気を訴える人が相次ぎました。

愛媛県宇和島市の坂中勲さんは、自宅周辺に流れ込んだごみや泥の掃除を素手で続けていたところ、右腕に異変を感じ、劇症型溶血性レンサ球菌感染症、いわゆる人食いバクテリアに感染してしまいました。

診断の結果、一命を取り留めましたが、腕は大きく腫れ上がり、皮膚が黒ずむなどの症状がありました。

災害時の免疫低下と感染リスク:専門家からの注意喚起

同じく愛媛県宇和島市に住む72歳の女性も、被災1か月後にはせきが止まらなくなりました。

現在は酸素ボンベが欠かせない状態です。

災害時の感染症に詳しい聖マリアンナ医科大学の賀来満夫特任教授は、災害時には通常よりも免疫が低下しており、感染症のリスクが高まることを念頭に置き、復旧作業などにあたるよう呼びかけています。

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