農業食料相の不正取得疑惑
ウクライナの農業食料相であるソリスキー氏が、不正な国有地取得の疑いにより辞表を提出したとウクライナの最高会議の議長が明らかにした。
ソリスキー氏は約29000万フリブニャ(日本円で金額相当11億)の国有地を不正に取得したとの疑念を持たれていて、そのため捜査対象となっている。
彼は、かつて弁護士として活動していた2017年から2018年にかけての行為が問題とされているが、彼は法律に基づいて行動したと主張している。
ソリスキー氏の今後と政権の対応
今回の辞表提出に対し、ソリスキー氏は、議会が辞表を受理すればその決定を受け入れる意向を示している。
しかし、もし議会が彼が仕事を続けるべきだと決定すれば、彼はその延長で働き続けたいと表明している。
ロシアによる侵攻以降で現職閣僚が捜査対象となるのは初めてで、そのため汚職対策の強化を求められてきたゼレンスキー政権は、一層の対応を迫られている。