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ニューカレドニアの独立派暴動と観光業への影響

天国に一番近い島、ニューカレドニアとその現状

白い砂浜に青い海。

天国に一番近い島とも呼ばれる南太平洋のフランス領ニューカレドニアです。

オーストラリアの東に位置していて、日本人にも人気のリゾート地です。

ところが、ことし5月、独立を目指す先住民などによる暴動が発生。

日本を含む海外からの観光客は激減していて、経済に大きな打撃を与えています。

中心都市ヌメアに向かう幹線道路沿いです。

憲法改正への抗議と地域の格差問題

暴動の発端は、フランス本国での憲法改正の動きです。

地方参政権をニューカレドニアに新しく移住してきた人たちにも拡大しようというのです。

しかし、ニューカレドニアでは、独立を目指す先住民族カナックが人口のおよそ40%を占めていて、地方参政権が拡大されると、票の重みが失われると抗議。

若者の一部が暴徒化して、一時、非常事態宣言が出されました。

さらに、根深い不満もあります。

先住民とヨーロッパからの移住者などの間に格差があるのです。

憲法改正への抗議活動に参加した先住民のオバデ・ディディエさんです。

妻と8人の子どもたちと暮らすこの地区には、水道や電気が通っていません。

氷の製造・販売などの仕事をしてきましたが、生活は厳しいままです。

現地に詳しいジャーナリストは、事態が長期化するおそれを指摘しています。

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