北三郎さん、父親の墓に裁判結果を報告
旧優生保護法のもとで、障害などを理由に、不妊手術を強制された人たちが国に賠償を求めた裁判で、最高裁判所が、国に賠償を命じる判決を言い渡したことを受けて、原告の男性が父親の墓を訪れ、裁判の結果を報告しました。
東京に住む原告の北三郎さんです。
子どものころに問題行動を起こしたとして施設に入れられ、14歳のときに手術を受けさせられました。
きょう、仙台市内にある父親の墓を訪れ、亡き父に裁判の結果を報告しました。
存命者への支援と無料電話相談会の案内
旧優生保護法に基づく不妊手術を受けた人のうち、1万2000人が存命だとされていますが、手術を受けた人に支給される一時金を申請した人は、ことし5月末の時点で1300人にとどまっています。
あすは手術を受けた可能性がある人などを対象にした無料の電話相談会が全国一斉に行われ、午前10時から午後4時まで、弁護士が相談に応じます。