皇居での養蚕の歴史と皇后さまの役割
皇后さまは今日、皇居での今年の養蚕を終えられました。
皇后さまは皇居の紅葉山御養蚕所で御養蚕納の儀に臨まれました。
皇居での養蚕は明治以降、歴代の皇后に引き継がれてきたもので、皇后さまは収穫した日本固有の品種である小石丸や白繭、黄繭の3種類の生糸を神前に供え、拝礼されたということです。
伊勢神宮への供給と未来の絹製品への展望
今年は、例年より小石丸の生産量を増やし、令和になって初めて伊勢神宮に繭玉の状態で約30キロが送られました。
2033年の式年遷宮で用いる絹製品に使用されるということです。
側近は皇后さまについて、感謝の気持ちとともに感慨深く思っておられる様子だったと話しています。