大阪府警、SNS投資詐欺グループを一斉摘発
>>SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったとして、大阪に拠点を置く2つのグループが摘発された事件で、関係先の捜索で合わせて1800台余りのスマートフォンやマニュアルなどが押収されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
若い女性を装う手口、被害額は10億円に上る可能性
警察は、若い女性などを装って被害者とやり取りしていたと見て、詳しいいきさつを調べています。
>>大阪・中央区と西区のビルに拠点を置く2つのグループについて、大阪府警察本部はきのう、SNSを通じて20代の女性など2人に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで一斉摘発を行い、大阪・浪速区の職業不詳、島内大起容疑者ら10人を逮捕しました。
2つのグループは男女合わせておよそ80人からなり、為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する、バイナリーオプションと呼ばれる金融商品を勧めるなど、手口がよく似ているということです。
警察がおよそ470人の態勢で関係先を捜索した結果、合わせて1800台余りのスマートフォンやマニュアルなどが押収されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察によりますと、2つのグループは、SNSで若い女性などを装って被害者とやり取りしていたと見られ、ブランド品の画像を投稿するなどして、投資で利益が出たかのように見せかけていた疑いがあるということです。
警察は今後、ほかの複数のメンバ ーについても逮捕する方針で、2つのグループによる被害額は合わせて10億円前後に上る疑いが あると見て、詳しいいきさつを調べています。
警察は、逮捕された10人の認否については明らかにしていません。