ウクライナでの兵員不足と家族の抗議の現状
ウクライナでは、兵員不足から前線で戦う兵士の交代や補充が進まず、兵役が長引いていて、早期の帰還を求める家族たちの抗議の声が強まっています。
ウクライナでは、ロシア軍が東部ドネツク州で攻勢を強めていると見られ、ロイター通信によりますと、3日、ドネツク州の交通の要衝、ポクロウシクに迫るロシア軍が住宅街を攻撃し、少なくとも1人が死亡し、2人がけがをしました。
政府の対策と兵役の長期化に対する見通し
兵員不足から兵士の交代や補充が進まず、政府はことし5月に、軍への動員を厳格化するための改正法を施行させたほか、刑務所に服役する受刑者の一部を入隊させる措置も始めました。
ただ、兵役の長期化が解消される見通しは立っておらず、家族たちの抗議の声が強まっています。