イランの報復準備とイスラエルへの脅威
イランで、イスラム組織ハマスの最高幹部が殺害されたことを受けて、イランやイランが支援する武装組織がイスラエルへの報復を示唆しています。
緊張が高まる中、アメリカのバイデン大統領が、イスラエルの隣国ヨルダンのアブドラ国王と電話で会談するなど、戦闘拡大を防ぐための各国の外交努力が続いています。
イスラエルを罰するために、イランはどのような兵器を使うか。
イランの国営メディアが配信したこちらの記事。
ことし4月の報復では使われなかった最新鋭のミサイルや、前回よりも大量の自爆型無人機が使われる可能性もあるとしています。
ハマスのハニーヤ最高幹部の殺害はイスラエルによる攻撃だとして、報復する構えを見せるイラン。
イランが支援する武装組織も報復に加わる可能性が指摘されています。
アメリカと国際社会の緊張緩和を目指す外交努力
アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは5日、複数のアメリカ当局者の話として、イランがミサイルの発射台の移動や軍事演習を行っていて、数日のうちに報復が行われる可能性があるという見方を伝えています。
さらに、イラン外務省は、イスラム圏の57の国や地域が加盟するOIC・イスラム協力機構に、緊急会合を要請。
7日に外相級の会合が開かれると明らかにしました。
緊張が高まる中で、外交努力も続いています。
アメリカのバイデン大統領は、ヨルダンのアブドラ国王と電話会談して、緊張緩和に向けた取り組みについて協議。
ブリンケン国務長官も関係国に自制を呼びかけました。