イスラエル軍の空爆による被害と国際社会の反応
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区で避難者が身を寄せる学校をイスラエル軍が空爆し、100人以上が死亡するなどしたことに対して、国際社会からは非難する声が相次いでいます。
一方、仲介国が呼びかけた停戦に向けた交渉を巡り、ハマスの最高幹部が訪問中に殺害され、イスラエルへの報復を宣言するイランは、停戦の可能性を妨げない形とタイミングが望ましいなどと述べ、慎重に検討している姿勢を示しました。
イランの停戦交渉に対する姿勢と報復の可能性
これについて、イランの国連代表部は9日、優先事項はガザ地区で永続的な停戦を確立することだと述べたと、国営通信が伝えました。
その上で、われわれは正当な自衛の権利を持っていて、これはガザ地区の停戦とは全く別の問題だ。
ただ、停戦の可能性を妨げない形とタイミングで対応することが望ましいと述べ、交渉への影響も視野に入れ、報復の時期や方法を慎重に検討している姿勢を示しました。