断水が続く被災地の現状
能登半島地震が起こってから今日で4か月が経ち、被災地の石川県ではまだ断水が続くなど日常生活を取り戻すのはなお困難な状況にある。
気になるのは特にライフラインの停止で、輪島市大野町の住宅街では道路の反対側に位置する住宅で4か月後の今日でも水が供給されていない。
震災発生以来、生活を避難所で送る人々は給水所や予約制のシャワー、洗濯機を利用している。
石川県輪島市、珠洲市、能登町では約3780戸で断水が続き、一部の地域の水供給再開は6月以降を見込んでいる。
新たな問題発生、浸水対策と復旧活動の拡充が必要
一方で、治水対策が遅れ、危険と隣り合わせの状態が続いている。
たった3日前に、輪島市内で傾いていた旅館が地鳴きを立てて崩れ落ちた。
しかしながら、珠洲市では全住民を対象に公費で住宅解体する申請受付が始まった。
これまで緊急を要する建物のみが対象だったが、2時間待ちとなるケースもあったため窓口を倍に増やし対応力を強化。
能登半島地震では245人が死亡、3人が行方不明となっており、被害はおよそ10万棟に上る。
約4600人が避難所で送るなか、復旧活動の拡充が求められている状況だ。