円相場の急激な動き
外国為替市場では一時1ドル=153円まで円高が一気に進む場面があり、市場では政府・日銀が円買いの市場介入を行ったのではないかという見方が出ています。
日本時間の早朝に記録された153円の円相場は、その後156円前後で取引がされており、3円程度円安に戻った状態です。
円相場の大きな動きは、アメリカの中央銀行であるFRBのジェローム・パウエル議長の会見が終わった後に発生しました。
市場の反応と介入の不透明さ
通常、市場の大きな動きは中央銀行や政府の直接的な介入によってもたらされることがあります。
円相場が大きく変動した背景には、政府や日銀による為替介入の疑惑も浮上していますが、これについて財務省の幹部は具体的なコメントを避けています。
市場関係者からは、政府・日銀がどの水準で介入するか予測しづらくなったとの声も聞かれており、これが今後の為替市場にどのような影響を及ぼすかが注目されます。