日銀審議委員の発言
きのうの東京市場で円高や株安の動きの要因の1つとなった、日銀の中川順子審議委員の講演での発言です。
審議委員というのは、日銀の政策決定会合で…を決める9人のうちの1人なんですけれども、このように発言しました。
金融緩和の調整と為替市場への影響
現在の実質金利が極めて低い水準にあることを踏まえると、先行き、日銀の経済、物価の見通しが実現していくとすれば、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えているということですね。
これ、条件付きではあるんですけれども、この発言を受けて、東京外国為替市場では、日銀がさらなる利上げを検討するという見方から、ドルを売って円を買う動きが強まって、一時、1ドル140円台と、去年12月以来の円高水準となりました。
そして日本時間の昨夜には、アメリカの重要な経済統計が発表されました。