岸田総理、任期前の最後の外国訪問へ
岸田総理大臣はきょうからアメリカを訪問します。
退任前の最後の外国訪問で、バイデン大統領との日米首脳会談や、日米豪印4か国の首脳会合に臨むなどし、外交の成果を次の政権に引き継げるよう、環境を整えたい考えです。
日米首脳会談とクアッド首脳会合、未来サミットへの参加
現地ではバイデン大統領の地元デラウェア州にある私邸で日米首脳会談に臨み、日米同盟の強化を確認するのに加え、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み、クアッドの首脳会合に出席し、中国の動向も念頭に、海洋安全保障の協力強化などで一致する見通しです。
また、国連総会で地球規模の課題などを話し合う未来サミットに出席し、国連改革への行動を呼びかけるとともに、法の支配に基づく国際秩序の重要性や核兵器廃絶に向けた取り組みの推進を訴える方針です。
さらに現地を訪れるウクライナのゼレンスキー大統領とも会談し、ロシアへの制裁とウクライナ支援を継続していく考えを伝えるものと見られます。
岸田総理大臣としては、今回が退任前の最後の外国訪問となり、3年間の外交成果を次の政権に引き継げるよう環境を整えたい考えです。