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被団協は国際的な署名活動を通じて核兵器禁止条約の採択を後押しした。

日本被団協の設立と活動の歴史

日本被団協は、核兵器廃絶を願う被爆者の声を、唯一の戦争被爆国、日本から、68年にわたって世界に発信してきました。

日本被団協が結成されたのは、広島と長崎に原爆が投下されてから11年後の1956年です。

その2年前には、太平洋のビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で、日本の漁船、第五福竜丸の乗組員が被爆し、国内で原水爆禁止運動が高まりを見せていました。

結成の宣言で、人類は私たちの犠牲と苦難をまた再び繰り返してはならないと、核兵器廃絶を訴えました。

また、国連や世界各地で原爆の写真展を開くなど、地道な活動を続け、ヒバクシャは世界に通じることばになりました。

特に核兵器禁止条約の交渉会議では、日本被団協が中心となって、およそ300万人分の署名を集め、採択を後押ししました。

核兵器禁止条約とヒバクシャ国際署名

その後もすべての国が核兵器禁止条約に参加することを求めるヒバクシャ国際署名を続け、最終的に1370万人分余りの署名を国連に提出しました。

核兵器禁止条約は、2021年1月に発効し、おととし6月にオーストリアで開かれた初めての締約国会議では、日本被団協から派遣された被爆者が、核兵器廃絶への思いを訴えました。

これらの取り組みは、多くの国々の力を集め、世界の核兵器廃絶に向けた大きなステップとなりました。

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