元検事正の起訴内容認める
大阪地方検察庁の元検事正が部下の女性に性的暴行をした罪に問われている裁判が始まり、元検事正は起訴された内容を認めました。
裁判の後、被害者の女性検察官は、ずっと苦しんできたという胸の内を明かしました。
弁護士の北川健太郎被告は、大阪地検のトップの検事正を務めていた2018年9月、公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に、性的暴行した罪に問われています。
きょうの初公判で北川被告は、争うことはしませんと述べ、起訴された内容を認めました。
検察の主張と被害者の状況
検察は冒頭陳述で、泥酔した被害者をタクシーに押し込んで宿舎に連れていき、帰らせてほしいと訴える被害者に性的暴行を加えた。
やめるよう伝えたのに、これでお前も俺の女だと言って、犯行を繰り返したと主張しました。
また被害者はことし2月に、PTSDの診断を受けて、働くことができなくなり、被害の申告をしたなどと説明しました。