ウクライナの子どもや女性をテーマにした写真展
玉本さんが国際NGO世界の医療団と共に開催している写真展では、ウクライナの子どもや女性、高齢者などをテーマにした約40点の写真が展示されています。
ハルキウの中心街には、ミサイル攻撃の跡が生々しく残っています。
玉本さんは侵攻開始直後から現在までに、3度ウクライナを取材してきました。
彼は広島で被爆した父から、戦争の現実における女性や子どもたちの犠牲についての話を聞き、平和への思いを胸にジャーナリストとなったと言います。
彼はこうした写真展やメディアを通じて、戦時下の市民の厳しい実情を広めています。
特に、アリーナちゃんという犠牲となった子どもの写真は、無惨な戦争の影響を象徴しています。
戦争の現実と無関心の危険性
玉本さんは、戦争が誰も気付かぬうちに忍び寄り、気付いたときには既に居座っているという現実を訴えています。
その影響を受けるのはいつも弱い立場の市民です。
また、K-POPを踊る子どもたちに向けた彼の願いは、戦争や侵攻を阻止するために行動することを望んでいるというメッセージでした。
無関心ではいられないという彼の強い思いは、多くの人々に戦争の現実を知ることの重要性を再認識させるものです。