燃費データ改ざんの実態と要因
大手機械メーカー、IHIの子会社が船舶用エンジンなどで燃費性能のデータを改ざんしていた問題で、特別調査委員会が報告書をまとめました。
この問題は、IHI子会社のIHI原動機が、船舶用エンジンなどで燃費性能や有害な窒素酸化物の排出量のデータを改ざんしていたものです。
特別調査委員会では、長年の改ざんが行われた要因について、不適切な行為が伝承してしまう組織風土や、品質やコンプライアンスに関する意識の熟成不足、経営幹部が不適切行為を黙認していたと指摘し、抜本的な変革を求めています。
再発防止に向けた会社の取り組み
これを受けて、会社側では再発防止に向けてデータ改ざんができないように自動で計測する機械の導入や、生産部門とは分離した品質保証部門を設ける、さらに組織風土の見直しなどに取り組むとしています。